出版元PreSoccerTeam

世界の女子サッカー

29/05/2015

こんにちは!第2回のコラムでは、世界の女子サッカーについてみていこうと思います。

まず、数値から見る世界の女子サッカーについてです。現在女子サッカーのFIFAランキングは、1位がドイツ、2位がアメリカ、3位がフランス、そして4位が日本です。FIFA女子ワールドカップ最多優勝国はドイツとアメリカが2回、ノルウェーと日本が1回です。またドイツはUEFA女子チャンピオンズリーグでも8回優勝し、2回で並んでいるフランスとスウェーデンを突き放し最多優勝国となっています。

次に各国の競技人口についてみていきます。アメリカが約130万人(人口の0.42%)、ドイツは約106万人(人口の1.3%)、日本は約3万人(人口の0.024%)です。(2013年5月時点)日本はアメリカやドイツと2桁も違い、誰が見ても、世界の女子サッカーのなかで、日本の女子サッカー選手は人口比で格段に少ないです。その中で、どのようにして世界一になれたのか?JAPANの強さの秘訣は数あると思いますが、私が大切だと思っているのは育成年代、そして注目されない環境から芽生えた勝者のメンタリティーにあると思います。

澤選手、宮間選手をはじめ、小学校時代に男子に交ざってサッカーをしていた選手は少なくありません。男子以上にサッカーが好きな気持ち、体でも当たり勝ちするほどの強い気持ち、負けん気、そこで育まれるファイティングスピリッツは、今のなでしこJAPANを形成した1つと言っても過言でないと思います。また日の当たらない場所でも頑張り続けられた人がサッカーを続ていくなかで結果を出さなければならないという勝利にこだわる気持ち、これらの勝者のメンタリティーが今のなでしこJAPANを作りあげる土台となり、ワールドカップ金メダルと繋がっていったのではないでしょうか。

しかし世界のメンタリティーも、もちろん生半可なものではありません。トップレベルではありませんが海外でサッカーをしていて私が感じることは、一人一人のボールに対するプレーの強さ(相手を削ることを恐れずにボールを自分のものにするために戦う)、ミスをしたときの自分へ対する怒りなど、サッカーをしているときのスイッチの入り方が違うと感じています。感情を豊かに表現する気質・文化も大きく影響していると思いますが、海外の選手たちも常に戦っていて、レベルを上げていくと感じます。

3月4日からポルトガルで行われるアルガルベカップ。今回のなでしこJAPANのメンバーには、ドイツでプレーしている3人、フランスでプレーしている2人が選ばれました。日頃から海外の選手たちのメンタリティーを感じている彼女たちの戦いに注目していきたいです。なでしこJAPAN、ワールドカップ優勝メンバーの選手たちが持つ勝者のメンタリティー。1プレーへのこだわり、勝利に対するこだわりはなでしこJAPANが世界で結果を残し続けていく上でこれからも継承されつづけていかなければならない鍵だと思います。